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阪神の救援投手として活躍し、昨季限りで現役を引退した久保田智之さん（３４）が、今季からチームの打撃投手に転身した。荒れ球も持ち味だった剛球右腕。今は制球が定まらないことも多く、「迷惑を掛けている」と苦悩もしている。

　鳴尾浜球場（兵庫県西宮市）で４月２９日、ウエスタンリーグ公式戦を前に打撃練習が行われていた。現役時代の背番号３０から１０１となった久保田さんが、間を置かずに投げ込む。打者６人に計１５４球。直球がワンバウンドして、打者に見送られることもあった。