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２００７年に米カリフォルニア州サンディエゴの砂漠で小川文子さん（当時４１）が遺体でみつかった事件で、元夫のアンソニー・シモノー被告（４６）が１２日、「故意による殺害」を裁判で認めた。

 

　この事件で殺人罪に問われているシモノー被告が、サンディエゴの裁判所で開かれた審理で、検察側との司法取引に応じた。シモノー被告は、「口論になり、かっとなって殺した」などと話した。４月３０日に、禁錮１１年の判決が言い渡される見通し。

 

　検察や米メディアによると、島根県出身の小川さんは９６年にシモノー被告と結婚し、サンディエゴ付近に住んでいた。０７年１月に日本の親族と連絡が取れなくなった。近郊の砂漠で０７年に発見された遺体が、１１年にＤＮＡ型鑑定で小川さんと判明。シモノー被告は昨年、殺人容疑でハワイで逮捕された。（ロサンゼルス＝平山亜理）