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エジプトのムルシ大統領が２０１３年夏に失脚した後、「内戦状態」と報じたことを理由に、虚偽報道やテロ組織支援などの罪で懲役７年の一審判決を受けた衛星テレビ局アルジャジーラのピーター・グレスト記者が１日、釈放され、エジプトを離れた。出身国のオーストラリアへ戻るという。アルジャジーラなどが伝えた。国営中東通信はシーシ大統領の同意による国外退去処分だとしている。

 

　アルジャジーラはグレスト記者の釈放を速報ニュースで伝え、懲役７年の判決を受けたアデル・ファハミ支局長と、同１０年の判決を受けたバヘル・ムハンマド記者についても釈放を求めるとしている。ムハンマド記者は、朝日新聞中東アフリカ総局で勤務経験がある。（カイロ＝翁長忠雄）

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