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ZombiU』移植版『Zombi』が正式発表!海外で8月デジタルリリースへ | |
今回の移植にあたり、Wii U版でゲームパッドに表示されていたミニマップはメインスクリーンへと統合、HUDも最小限のサイズで表示され、必要のない場合は透明化するとのこと。オフラッ
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年代 | 30代前半 |
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性別 | 女性 |
TITLE. ハック&スラッシュ的な楽しさを生み出す「オリジナルアビリティ」 |
DATE. 2015年01月22日 10:22:04 |
THEME. 未分類 |
本作のハック&スラッシュ的なプレイ感,つまり“クエストの戦果を眺めてはニヤニヤし,ついつい繰り返してプレイしてしまう楽しさ”を生み出す源となっているのが,「オリジナルアビリティ」だ。オリジナルアビリティとは,クエスト中の行動に応じて手に入る,ブースター(付加効果)が付いたアビリティのこと。本作では,オリジナルアビリティの収集・強化の中毒性が高いのだ。
オリジナルアビリティを手に入れるには,クエスト中に「クリスタルドライブ」を発動させることが必要となる。クリスタルドライブは,ひと言で言えば,味方や敵に効果を及ぼすバフ(補助魔法)のようなものだ。
クエスト中にアビリティを使うと,画面左上に表示された「レゾナンス」の数値が上昇し,これが一定値以上に達した状態で[L]と[R]を押しながら,さらに[A][B][X][Y]のいずれかを押すことでクリスタルドライブが発動するのだ。
クリスタルドライブは数十種類が存在しているようだが,画面にそのすべてが並ぶわけではない。エクスプローラーが装備している武器をはじめとする,さまざまな条件により大枠が決定され,その中からレゾナンス値に応じて最大4個が選択肢として出現するようだ。
クリスタルドライブは,装備している武器やレゾナンス値の大小などに応じて最大4種類から選択可能
クリスタルドライブは数十種類が存在している模様。その効果は「プレイヤーノート」から確認できる
クリスタルドライブの効果は,攻撃に斬属性の追加ダメージと即死属性を付与する「斬断の加護」や,毒や火傷といった状態異常の発生率をアップさせる「免疫弱体」など,いかにも補助魔法的なものばかりではなく,すべての攻撃がクリティカルヒットする「クリティカルタイム」や,攻撃のダメージが1000に固定される「針千本タイム」,エクスプローラーの身体が大きくなってパワーアップする「巨大化」など,かなりユニークなものも用意されている。
面白いのが,クリスタルドライブの中には敵に効果が及ぶものもあるということだ。例えば前述した「針千本タイム」の場合,味方だけでなく敵の攻撃もすべて1000ダメージになってしまう。キャラクターが弱いときは“やるかやられるか”というハイリスク&ハイリターンなものとなるので,状況をしっかり考えたうえで発動させよう。マルチプレイのときには仲間のことまで考える必要もありそうだ。
また,これは想像だが,通常時の攻撃で1000ダメージ以上受けてしまうような強敵が出てくるとしたら,針千本タイムは防御手段としても使えそうである。クリスタルドライブはなかなか奥が深そうだ。
「針千本タイム」は攻撃のダメージが1000,クリティカルヒットだと10000に固定される。調子に乗って攻撃していると,クリティカルヒットを食らっていきなり力尽きてしまうかも
FINAL FANTASY EXPLORERS FINAL FANTASY EXPLORERS
さて,クリスタルドライブの話が長くなってしまったが,ここからやっとオリジナルアビリティだ。クリスタルドライブ発動中にアビリティを使うとき,通常なら白い文字で書かれているアビリティ名が黄色になっている場合がある。このアビリティを使うと,クリスタルドライブの力によって特殊な効果(ブースター)が付与されるのだ。
クリスタルドライブ「冥闇の加護」を発動すると「吹雪」「縛鎖」のアビリティが黄色い文字に。これらのアビリティを使うと,クリスタルドライブの力で「闇属性」や「暗闇」といった効果が付与される
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この効果は一時的なものだが,クエスト完了後に街に戻ると,クエスト中に使ったブースター付きのアビリティを習得できるようになる。これがオリジナルアビリティだ。通常のアビリティと同様に,ボタンに割り振っていつでも使えるようになる。
街に戻り,アビリティ類を管理する「セントラルクリスタル」にアクセスすると,先ほど使った,闇属性付きの吹雪や暗闇付きの縛鎖が習得可能に
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アビリティにどんなブースターが付与されるかは,発動したクリスタルドライブの種類によって異なる。例えば,攻撃されてものけぞらないようになるクリスタルドライブ「スーパーアーマー」だと,物理と魔法の防御力をそれぞれ上昇させる「物理防御上昇」「魔法防御上昇」のうち,いずれかのブースターが付く。
状態異常の時間を短く抑えるクリスタルドライブ「超回復」の場合は,アビリティを使うとHPが回復する「回復」や,一定時間のあいだHPが回復し続ける「自動回復」のブースターが付く。つまり,クエスト中にクリスタルドライブを使うたび,どんなオリジナルアビリティが手に入るのかにワクワクできるというわけだ。
ブースターは複数個付けられるうえ,同じブースターが重なった場合は効果がさらにアップする。例えば,スーパーアーマーのクリスタルドライブを発動させたときにケアルを使うと,オリジナルアビリティとして,「物理防御上昇」が付与されたケアルが誕生。これを使うと,HP回復に加えて,物理防御力が上昇するのだ。
「物理防御上昇」付きのケアルは,持久戦でかなり役立ってくれそうだ
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筆者はこのケアルへさらにブースターを付けていき,最終的に「物理防御上昇」「使用間隔短縮」「魔法反射」「自動回復」「速度上昇」という5つの効果が付いたケアルを誕生させた。使うとHPが回復し,かつアビリティのクールタイム減少が速くなり,さらに一定確率で,魔法を反射する効果,一定時間HPが回復し続ける効果,移動速度アップ効果がつくというとんでもないケアルだ。しかも,ここからさらにブースターを付けることができるのだ。
5種類のブースターがついた便利すぎるケアル
このケアルは極端な例というわけではない。普通にプレイしていても,相手に毒を与えつつ物理防御力を下げる「盗む」や,一定確率で魔法を反射する「空蝉」など,ナンバリングシリーズでは考えられないような効果を持ったオリジナルアビリティが使えるようになる。こうした派手な展開ができるのも外伝作品ならではの自由さといえるだろう。
さまざまな効果が付いた「爆裂拳」がずらりと並ぶ。どれを使おうか,ここからさらにどのような効果を付けるか,思案するのが本作の楽しさの一つ
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この感覚は,「ディアブロ」シリーズなどのハック&スラッシュ系ゲームで,さまざまな特殊効果が付いた剣や鎧といった戦利品を眺めている時に近い。
クエスト中,出現率が低いと思われるクリスタルドライブ「無限連携」が選択肢に出現した時などは,レアアイテムを見つけたかのような喜びがあった。アビリティ使用後の隙を特定のアビリティでキャンセルできる「連携・○○」というブースターが付けられるからだ。
出現率があまり高くない「無限連携」のクリスタルドライブ
ファイアに「連携・サンダー」のブースターが付き,“使用後の隙をキャンセルして立て続けにサンダーが唱えられるファイア”ができた時は嬉しかった。たたみかけるように連続でアビリティが使えるようになったことでバトルの迫力が増したのに加え,“自分が冒険の中で作り出したアビリティでパワーアップする”という,本作の魅力に改めて気付かされたからだ。
こちらは「連携・ケアル」のブースターが付いた「リジェネ」。使用後の隙をキャンセルして「ケアル」が使えるうえ,「ケアル」の回復効果もアップする
マルチプレイではゲーム性が大きく変化
ここからは体験版「FINAL FANTASY EXPLORERS Light」を使ったインターネット接続によるマルチプレイのインプレッションをお伝えしていこう。
マルチプレイでは仲間と共に巨大な召喚獣に挑むわけだが,シングルプレイとはプレイフィールが大きく変わってくる。
最も大きいのが「ヘイト」の存在だ。ヘイトとは,どれくらい敵の注意を引いているかという尺度で,敵に攻撃を当てるなどすると蓄積されていき,最もヘイトの高いエクスプローラーが敵から狙われることになる。ヘイトの値自体が表示されることはないが,狙われているエクスプローラーの足元には赤いマーカーが表示されるので,次に誰が攻撃されるかが分かるという仕組みだ。
シングルプレイではほとんど自分だけが狙われ続けるのだが,マルチプレイでは敵が頻繁にターゲットを変えてくるので,この管理が重要なのだ。ナイトのようなタンク系の場合,できるだけ手数を出したり,「月光斬り」などのヘイトが大きく上昇するアビリティを使ったりして,敵の注意を引きつける必要がある。モンクなどのアタッカー系なら,自分が狙われていないときに,アビリティを叩き込み続けるのが役目。白魔道士や黒魔道士などは,自分が狙われないことを第一に行動したほうがいいだろう。
FINAL FANTASY EXPLORERS FINAL FANTASY EXPLORERS
召喚獣の攻撃は広範囲に及ぶものが多いため,自分が狙われている場合は,仲間を巻き込まないような位置へ移動するのが基本。また,仲間が一定範囲内に効果を発揮する支援系アビリティを使う場合は,その仲間の近くに走り寄るといったことも必要だ。仲間の存在とヘイトを意識することで,ゲームが一段階も二段階も奥深くなったように感じられるだろう。
マルチプレイでは召喚獣のHPが高くなり,より手ごわくなるのだが,エクスプローラー側も4人がそれぞれクリスタルドライブを使える。シングルプレイでは召喚獣にビビりながら戦うことが多いのだが,マルチプレイなら終始押し気味のムードで戦えるという印象だ。
何よりもありがたく楽しいのが,仲間との助け合い。シングルプレイでは攻撃も回復もすべて自分でやるしかなかったのだが,マルチプレイならHPが減っても仲間が癒してくれるし,力尽きても「レイズ」で復活させてくれるのだ。
自分が支援に回るのも楽しい。例えば白魔道士なら,仲間のHPに気を配りつつ,タッチパネルで魔法をかける相手を切り替えて,誰も力尽きないように回復する。シングルプレイでは味わえない忙しさと面白さだ。
今回一緒にプレイしたエクスプローラーには,こういった立ち回りに不慣れな人も多かったのだが,これはこれでやりがいがあるように感じられた。慣れているエクスプローラーと一緒に初心者を守ったりするようなケースも多く,クエスト終了時に「ありがとうございます」とお礼を言われたときなどは,「これぞマルチプレイの醍醐味!」と思えたものだ。
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