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TITLE. 内分泌性の勃起不全の原因は、ザックリ分けると4つに分けられます |
DATE. 2017年01月12日 11:49:50 |
THEME.
未分類 |
内分泌性の勃起不全の原因は、ザックリ分けると4つに分けられます。
高プロラクチン血症によるもの
低アンドロゲン性によるもの
糖尿病性によるもの
甲状腺機能低下などの内分泌疾患によるもの
最初に高プロラクチン血症によるものですが、そのカラクリは定かではないですが、勃起・射精・性欲に悪影響を及ぼしていると言われております。
高プロラクチン血症を招く原因は、薬物性のタイプが非常に多く、向精神病薬があります。
症状のヒアリングの時にしっかりと医師に薬歴を言う事が大事ですね。
男性ホルモンなどで有名なアンドロゲンは、中枢レベルでは視床下部にある性欲の中枢を刺激します。抹消レベルではペニスなどへの感度を高めてくれます。
低アンドロゲン性による五夜神勃起不全は、視床下部-下垂体-性腺レベルでの障害だそうです。
何かの原因で下垂体からの黄体化ホルモンや卵胞刺激ホルモンといったホルモンの分泌が低下して、精巣で作られるテストステロンの生成が阻まれる状態を低ゴナドトロピン性性腺不全症と言います。
精巣の機能に障害が発生して低テストステロン血症になって、下垂体や視床下部にその情報が伝達されて、黄体化ホルモンや卵胞刺激ホルモンなどのホルモンの分泌が上がる状態の事を高ゴナドトロピン性性腺不全症と言います。
これらの状態は血液検査で分かります。
下垂体の疾患の他に内分泌疾患が原因の勃起不全としては、甲状腺疾患や副腎疾患などがあります。どちらも勃起力の低下や性欲の減退が起こってしまうんですね。
次は勃起不全の原因を調べていたら、下垂体腫瘍が見つかった方について見たいと思います。
この方は、手術の前には下垂体腫瘍によって高プロラクチン血症になったので性機能障害になり、手術後には手術が原因と思われる低ゴナドトロピン性低テストステロン症に伴う性機能障害になってしまいました。
Tさん(32歳)は勃起が不十分なのと性欲が低下したという事で病院に行きました。
ホルモン検査で、黄体化ホルモン0.9mIU/ml、卵胞刺激ホルモン1.2mIU/ml、プロラクチン950ng/ml、テストステロン5.0ng/mlで、黄体化ホルモン・卵胞刺激ホルモン・テストステロンは低い数値を示して、プロラクチンについては物凄く高い数値を示したんですね。
MRI検査したら下垂体腫瘍が見つかったので、黒蟻王脳外科での下垂体腫瘍摘出手術をしました。
ところが、手術後も勃起力が戻らなかったので、再びホルモン検査をしました。
そうすると、黄体化ホルモン0.7mIU/ml、卵胞刺激ホルモン0.5mIU/ml、プロラクチン2.3ng/ml、テストステロン2.3ng/mlという数値になり、下垂体手術によって起こる低ゴナドトロピン性低テストステロン症だったんですね。
テストステロンを補充する治療法をしたところ、勃起力が徐々に戻ってきたとの事です。
今では外来受診で様子を見ていますが、Tさんはさらに子作りを望んでいるのなら、ヒュメゴンなどの注射での治療法を併用したいとの事です。
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