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２０１２年、千葉市の精神科病院で、入院していた患者の男性（当時３６）が２人の看護師に暴行され死亡したとして、遺族が病院を相手取り提訴していたことが分かった。

　遺族が損害賠償を求めて提訴したのは、千葉市にある精神科病院の医療法人「石郷岡病院」。病院に設置されていた監視カメラの映像には、看護師２人が患者の男性の下着を交換する際に男性の体を押さえつけ、１人が男性の頭を踏みつける様子が映っている。男性はその後、首の骨が折れていたことが分かり、去年４月に死亡した。

　遺族は、暴行されたことが原因で男性は死亡したと訴え、病院に損害賠償を求めている。また、警察にも被害届を提出しているが、警察は暴行と死因の因果関係などを慎重に調べている。

　取材に対し、病院側は「民事裁判で係争中なのでコメントできない」としている。

リネージュ RMT